感情的な言い合いをするより、ファンクションに注目した大人の話し合いを

 職場での教育についていろいろ調べて考えていたことがあります。

 いろいろな制度があり、うまく活用していきたいです。
 少し考えさせられたのは、僕から「みなさんは能力を向上させないといけない」という感じの言葉で伝えてしまったこと。人によっては、それをある種の〈侮辱〉ととらえる場合もあるようです。ですから《当面の給料を受け取る》ことや《会社の収入を得る》という機能に着目した文章で改めて伝えました。更に付け加えるならば、教育で得た能力を発揮して、仕事を通して社会に貢献することです。
 僕は向上心のある人と接する機会が多かったのかもしれない、ということは感謝しています。教育について前向きに考えることができるからです。自分と違う体験をしてきた人のなかには、教育の導入を感情的に否定する場合もあります。それは悪気があってのことではなく、体験してきた出来事が異なるがゆえの、ちょっとした誤解なのだと思いました。
 感情の行き違いを修正するための話し合いをすることは大変でしたが、いまではやりがいのあることだったと思っています。