#LRAJ2010 Ust配信 PCの前でぶっ続けで見た

FUJII-TV/LRAJ2010
LIVE ROUNDABOUT JOURNL 2010 実況レビュー 01
  TEAM ROUND ABOUT 松島順平氏によるレビュー。
LIVE ROUND ABOUT「メタボリズム2.0」1藤村龍至/濱野智史
  同、本瀬あゆみ氏によるレビュー。
http://hashtagsjp.appspot.com/tag/lraj2010
  twitterハッシュタグ#LRAJ2010をまとめて集計したもの。

 2/6東京にて、“LIVE ROUNDABOUT JOURNL 2010”というイベントが行われました。その一部始終は、USTREAMを通してインターネット上に配信され、僕もその様子を見ることができました。上記はその公式ソースの一部紹介です。

集合知の活用

 僕にとっては集合知クラウドコンピューティングについて深く考えるきっかけとなりました。コンピュータ処理能力の発展によって、人々が<都市>などについてどんなことを望んでいるかの情報を可視化することができる。そういう状況を踏まえ、いま我々が何をできるかを考えるということが、イベントの要点のひとつだったと思います。それを踏まえ、僕が集合知を用いていちばん簡単にこのブログで表現できるものとして、読書リストをつくってみたのが先日の記事“『今読むべき本リストを集合知で作成してみた - FDmountwill_millsの日記』”です。
 おそらく、この読書リストはある程度誰かの役に立つとは思います。ただ、このままではまだ可視化できていないものがあって、「個」の人間とそれをとりまく社会との関係かと思いました。本を買うとして、それを判断するのは自分です。例えば、IT技術の専門書を必要とするかどうかはその人の職業や立場によって違うのではないでしょうか。
 はてブで可視化したリストは、「いま」の「はてな住民」の想いしか可視化していない。理系研究者やITエンジニアが多い「はてな住民」の偏りをそのまま表現しています。
 過去から未来につながる世界のなかで、自分が社会で生きていく立場として何を望んでいるかを明らかにするには、便利なツールである「集合知」と対峙したうえで、「個」の想像力が必要なのだと思います。
 池上高志氏が、イベントのなかで「キーストーン種」について述べていました。情報の蓄積と、個の想像力とのシナジー効果によって、キーストーンとなる解を見つけることが、日々の活動や、建築設計などの業務において求められているのだと思います。