コミュニュケーション論まとめ(か?)

 思うに、対面コミュニュケーションがうまくいかない人が考えているひとつのパターンとして、「自分は相手を怒らせることをしてしまうのではないか」あるいは「自分は仲間として受け入れられないのではないか」という想いがあります。それが、極端な強がりなどの挙動不審として現れるため、ますます話し合いの雰囲気を悪化させるという悪循環となります。観察の結果、それが見て取れます。
 そういうタイプの人と対面した場合、必要なのは自分の考えをはっきり言い切ることです。相手を優しく受け入れようとすることも確かに必要です。ですから、自分の考えを述べていることが、相手を否定する内容でないことをはっきり言い切って、安心させるようにします。いずれにしても言い切ることが重要ですね。
 人の考えや性格はなかなか変わらないため、自分の言っていることが受け入れられない場合もあります。相手の考えを無理に変えたいと常に望むのであれば、こちらの身が持たないですし、相手を無理やり変えようとすることが傲慢な態度にとられる恐れもあります。
 ただ、それでも相手に自分の考えと安心とを印象づけておけば、今後相手が考えを少し変えるかもしれないし、他に味方ができるかもしれないのです。そこに希望がもてます。常に和解できるとは限らなくとも、それでほんの少しだけ状況が好転する可能性があると考えます。