僕がウツになりまして

 僕はうつ病経験者です。3年ぐらい前に、仕事が突然うまくできなくなって結構長い間苦しみました。さきほど偶然見たのですが、認知行動療法というのがNHK総合ためしてガッテンで紹介されていました。自分がやっていることやその気持ちを、紙に記録する療法だそうです。それは、「時間管理例紹介 - FDmountwill_millsの日記」でやっていたことは、それと似ていると思いました。僕は薬物療法しかやっておらず、それだけで回復したつもりだったのですが、行動の記録も回復に役立っていたのかもしれませんね。以下は、mixiに日記書いていた頃のもの。当時は、うつの回復について薬の効果がメインだったと考えていました。

ソーシャル・ネットワーキング サービス [mixi(ミクシィ)]2009年02月24日の日記より
 つらいことがあると落ち込むのは仕方のないことです。問題は長いこと引きずらずに元気になれるかどうか。そのときしっかりと考えて答えをだすことはもちろん必要ですし、それに対処できる行動をしていくことも必要です。
 それは十分わかった上で、どうしても毎日ずっとつらい時にどうすればいいか僕なりの答えがあります。単純に体力の問題です。はぁと思う人も多いでしょう。特に若い人は何もしなくても体力はあるから、理解できない可能性がすごく高いと思います。
 いまよりはるかに毎日がつらくて、自分のことが大嫌いな時期が僕にはありました。立ち直った最大のきっかけは、単純に抗うつ剤だったと思います。医学的に乱れた体の器官を、単純に医学の治療で健康にしたいうだけ。それが最大の要因だったと思います。そのとき診察を薦めてくださった方には今もすごく感謝していています。
 いま体力にこだわっているのはその体験からかもしれません。いろいろ鍛えて身体を維持しているおかげで、つらいことがあっても立ち向かう気持ちを維持している面もあると思っています。それと、助言してくれる人がいなかったらこういう風にはいかなかったはずなので、人とのつながりもとっても大切ですね。

 20代〜30代の自殺が増えているというニュースも聞きます。現代において、この年代がストレスを受けやすい社会状況だという意見も、うなずける一面があります。
 最近、暗く落ち込んだときのことを書いている本にも出会いました。「アサーティブ - FDmountwill_millsの日記」と「アサーティブ2 - FDmountwill_millsの日記」にて紹介しています。どちらもいわゆるうつ病体験記ではないですが、落ち込みから回復して生きていくうえで心がけることが書いてありました。それは、人としての尊厳を自覚し、自分も他人も尊重すること。それを強く訴えたくなる気持ちは、僕にもある程度わかります。
 病気の対応としては、専門医療機関に相談することと、周りの人の協力を得ることが大事だと思います。病気の最中では頑張ってアサーティブになるどころではないですから。