「お客様は神様です」だからおまえら客の言うことなんでも聞け、は間違い

link:行き着けの定食屋のDQN撃退法がすごかった

…「てめーふざけたこといってんじゃねーよ!飲食店が客を待たせんじゃねー!お客様は神様って習わなかったんか!」…

link:オツカレ ノヴァ on Twitter: "バスでDQNが一万札を出して両替しろと騒いでる『てめぇ!お客様は神様だろう』の一言に『お静かにお願します、他の神様にご迷惑がかかります』と運転手、乗客全員 拍手!"

 以前に、『三波春夫さんについて、お客様の件 - FDmountwill_millsの日記』というエントリを書きました。最近またこのフレーズが話題となっています。DQNというのはネット上でよく使われる言葉で〈がらの悪い人・横暴なふるまいをする人〉ぐらいの意味です。DQNといわれるタイプの人は、たしかにこうした言葉を使うことが多く、三波春夫さんもたいへん悲しんでおられたようです*1
 また「わたしはお客さんの言うことなんでもききますよ」と言って、やたらと卑屈な態度をとる人もいます。卑屈なタイプの人と、いわゆるDQNの人とは、表面上とても仲良くなることが多いです。しかし、その人たちはあらゆる方面から信頼されなくなりました。
 「お客様は神様です」や「お客様第一」という言葉は、こうした不適切な場面で使ったとしても、案外と反論がしにくいものなので、見逃されがちと考えます。人と人との付き合いのうえでは、お互いにとって本当にいい関係を築くために必要な行動は何か、きちんと考えないといけません。また、仕事のうえでは、目的とする成果を得るための行動に集中して余計な行動を排除する必要があります。人の足を引っ張る行動は、慎むべきです。
 こうしたわがままな行動は、それがすぐに信頼失墜などを招くとは限りません。仕事でいえば、世の中の景気が順調で人手がとにかく必要なときには、DQNであっても仕事を続けることができます。しかし、これは明らかにおかしいので、信頼失墜のときは確実にやってきました。
 いらいらして下品な言葉を吐く人、そういう人の前で堂々としていることは勇気が必要です。だから、いまそういう場面に出会ったとしたら、勇気をもって対抗したいものです。大事な仲間が二度と信頼を失うことのないよう、今後もしっかりと働きかけていこうということ、改めて心がけました。