脳は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)

ビジネス<勝負脳> (ベスト新書)

ビジネス<勝負脳> (ベスト新書)

 お久しぶりです。自分のおかれている立場の変化に伴って、いろいろと考えがまとまらない時期を過ごしていましたした。僕だけでなく周囲の人も、ノイローゼになりそうだ、と言っていたり、将来の見通しに不安を覚えると言ったりしています。心配するようなことではありません。人生で出会うこうした困難は、必ず解決できると僕は確信することにしました。これまでのことを振り返ってみても、数多くの困難に出会いましたし、必ず解決してきたという自信もあるからです。
 いつものように、最近読んだ本について書きます。僕が困難を克服するためにできることは何か、僕の行動でよい面は何なのか、あるいは悪い面は何か、紹介されていた脳科学の面から考えてみるとすっきり整理できました。
 2冊を比較すると、読みやすさとしては『脳に悪い7つの習慣』の方がいいと感じました。難しく考えずに読んでそのまま実行できそうなことが多いです。悪い習慣をやめて、よい習慣を継続していきたいものです。すぐにできそうなことであっても継続するのは案外難しいかもしれないので、挫けずに実行したいと感じました。『ビジネス<勝負脳>』の特徴は、副題の「脳科学が教えるリーダーの法則」という箇所に現れているとおり、<<リーダー>>としてのふるまいを、より掘り下げた内容です。P.92の、食品偽装事件におけるリーダーの行動に関する考察など、困難な場面に直面したときの行動として考えさせられる記述が多くあります。
 両方の本のなかで、脳のはたらきの本質的なこととして挙げられていることは「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」です。僕はもともと、仲間という言葉を使うことが多いほうだとは思っていましたが、最近はその頻度がより増えてきました。自分や組織の力を発揮するために、必要なことだと気付きはじめたからです。脳細胞の本能であるとの説明を読んで、その思いはより強くなりました。
 気になったキーワードを書き写しておきます。タイトルに使った「人をほめる」も『脳に悪い7つの習慣』に出てきたキーワードのひとつです。
 キーワード:空間認知脳・字や絵を丁寧に書く・姿勢をよくする・球技や運動をよくする・豊かな表情など。これは僕がいままでよくできていたと感じること。例えば字について、僕が書いたメモやファイリングした書類・あるいは年賀状やカードを見た人は知っていると思いますが、僕は割とたくさん書いたほうだと思います。僕の字は下手なほうで殴り書きをすることもありますけど、丁寧に書くこと習慣にしているという点は僕の強みかもしれません。
 人をほめる・「だいたいできた」と安心しない・理解した内容を4日後に確認するなど。これは、どちらかというとうまくできていなかったこと。いろいろやることがはっきりしてきて、わくわくします。「だいたいできた」で安心せずに一気に駆け上がるような感じで仕上げること。習慣にしたいです。