ローマの国立21世紀美術館(MAXXI)

『堤未果責任編集 オバマ大統領就任から1年 「貧困大国」の真実』など-COURRiER Japon MAR. 2010 Vol.065 - FDmountwill_millsの日記』にてクーリエジャポンについて触れましたが、<など>といいつつ貧困大国以外のことのついて書くのをすっかり忘れていますね(笑)
 ローマの国立21世紀美術館(MAXXI)について触れてみようかと思いましたが、とても触れるスペースがなくなってしまったのです。

MAXXI Museum / Zaha Hadid Architects | ArchDaily
MAXXI_National Museum of the XXI Century Arts by Zaha Hadid | Dezeen
Inauguran el MAXXI, Roma / Zaha Hadid | Plataforma Arquitectura
zaha hadid MAXXI: the museum opens its doors in rome
http://www.bdonline.co.uk/story.asp?sectioncode=763&storycode=3153680&channel=783&c=2

 僕が大学生だった頃に、a+u誌にてコンペのドローイングが発表されていたような気がするのですが、ずいぶんと完成まで長くかかりましたね。10年ぐらい経っているはず。

動きをみせる形態 複雑系としての都市

 ローマのような古都であれ、現代的な外観の新しい都市であれ、そこには折れ曲がったり複雑な動きが内奥されているように思います。その可視化といったところでしょうか。
 現代建築の外観は、パリのポンピドゥセンターのように周辺から浮いてしまうのかなと思いましたが、ローマの場合は高さを揃えて(景観条例?)いることもあってか、写真ではそれなりに周辺と調和していると思います。
 生命であるとか人の営みというのは、複雑な動きを伴うものです。古くは、仏教の曼荼羅もそれを可視化して表現したもののように感じています。
 人間が、複雑なものに相対したとき、どのような気持ちで行動すればよいか、ということについて最近よく考えます。日常では、人間関係や社会状況など、いろいろな複雑で手ごわいものに出会います。僕としては、複雑なものから目を背けず、観察と分析をもってそこに働きかけることによって、新しい希望を見出だして行動する、というイメージがあります。
 観察を行うのも、行動するのもエネルギーを伴います。今日も元気に活動していきましょう。