利益の方程式およびHの方程式
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: 単行本
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全体の基礎として、利益は専門の部署や担当者から経営者までが考えていればよいわけではない、という主張があります。”第一章 なぜ、利益の概念が必要なのか(P.13)”はまるごとそれの説明です。たとえば”日本の少子化の大きな原因のひとつが長時間労働(P.24)”と指摘し、短時間で効率的に働くためには、利益という概念を全ての人が扱えるようになろう、という主張です。
専門的に利益を扱う部門では、複雑な計算がどうしても必要となります。しかしながら、業務におけるすべての作業を、複雑な計算で取り扱っていたら肝心の作業時間がなくなります。そこで、精度よりも扱いやすさを重視した”勝間式「万能利益の方程式」”を提案しています。それが 利益=(顧客当たり単価-顧客当たり獲得コスト-顧客あたり原価)×顧客数。 このように、単純化しつつ利益の概要がわかるようになると、あらゆる業務に活かせると感じています。
僕が思いついたところでは、何か書類をまとめて提出するときには”作業時間×人件費の単価”がコストおよび原価と考え、成果の大きさと届ける人の多さを意識します。多くの人が見る重要書類であれば、コストをかけても利益が確保できます。
様々な事例を用いて、丁寧に解説されているのですが、この本のすごく良い点は利益を考えるうえでの参考図書が多数紹介されていること。この本の内容だけでは理解できない、あるいはもっと深く知る必要があるというとき、すぐに参考図書がわかる構成になっています。本の内容自体のみならず、様々な参考図書への基点・ハブとして活用できるという点で良書と思いました。
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2009/12/17
- メディア: 単行本
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P58 №8 キレイにはやっぱりHが大事。
Hはキレイをキープするためのスパイスであり、スキンシップはキレイの源。
結婚がいいのは、特定の相手といつでもHができる環境です。1平米10,000円、ホテルに支払うとして、50平米のスイートが5万円だと仮定しましょう。結婚をして50平米で家賃が12万の家に住めば、2晩半で元がとれる計算です。
link:「結局、女はキレイが勝ち」、広瀬香美さんとの対談+みんなが引用する一節とは?- 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!
このように計算を考えることもできるわけですね。勝間さんらしい。当たり前ですが、少子化対策として最も効果あることw。まあ、いつでもどこでも、利益を考えることができる、という一例として参考になるかもしれませんね(?)。