越後妻有トリエンナーレ

はてなブックマーク - 大地の芸術祭の里
 越後妻有で現代美術展が開催されます。現代美術展に関する個人的な思い出としては、て横浜トリエンナーレは2001年に見物してきたことがあります。以来、インスタレーションの力強さは大好きになりました。それらを一同に見られるイベントということで、8年前の興奮を思い出してわくわくします。タウン情報誌や、建築雑誌等でイベントの概要を見ていました。
 こういうの大好きなのに、いままで何やっていたんだろうと思いますね。やはり、ここ数年実務に偏りすぎたのかもしれません。高度経済成長の時代では、何も考えずにただ手を動かしていれば、そこそこに売れる製品を作ることができました。いまでは、経済成長が日本の隅々まで行き渡り、人件費は高騰し、それまでの業務のやりかたは通用しなくなりました。この状況において、企業がより付加価値の高いものを生み出すために、ワークライフバランスの充実が必要です。これまで通り、効率よくものを作ろうということのみを追求していたら、ストレスを生み出して人は生きる意味さえ見失ってしまいます。以上、いろんな本の受け売りっぽいと自分でも思いますが、本心からそう思えます。
 個人的には、現代美術に限らず、様々な美しい空間と時間に触れることが、ライフのなかでの重要なポイントになっていました。8年前の横浜の美術展や、学生時代に日本各地を見物したことなどです。しかし、ここ数年においては目先の効率に偏りがちな場合もありました。業務の技術を身につける上で必要な時間ではありましたが、ちょっとバランスを欠いているのが、個人的な今の状況です。
 自分の身の回りで思い起こせば、毎日重要と思えない時間を過ごして、苦しんでいる人もいたように思います。ゲームが好きでも、サッカーが好きでも、業務そのものが好きでも、何でもよいとは思いますが、本当に好きなものに振られれる時間を過ごしている人は、いつも輝いていていろんなアイデアを考えて実行していたように思います。