情報流通センサス報告書

平成18年度情報流通センサス報告書
 調査結果として示されているのは、我々が接する情報が近年急増していることです。原発信情報量は平成6〜16年で26倍。消費情報量で11倍とのこと。私たちは、日々何らかの形でこれらの情報に接して、情報を選択して行動を決定しています。私たちの情報に接するやり方もずいぶん変化が出たのではないかと思われます。
 いろいろ工夫している人も多いとは思いますが、一方で20世紀と同じ行動をしている人もいると、個人的には感じています。進捗に関する情報を扱う方法がわからず、部下に丸投げしてしまう等、逃げ出すような行動をとる人もいます。
 PC操作に関わる情報の取り扱いにおいて、個人によって大きく差がでていると思います。20世紀に多少PCの操作を覚えた人が、継続的に勉強を続けていないために時代遅れになっているということがあります。業務が進まず残業や手戻りを繰り返していても、自分は20世紀に仕事をうまくやっていたのだ、という思いこみから抜けることができない。
 新しい情報を覚えて身につけることに対して逃げだそうとしても、業務の成果等によって、その人自身に跳ね返ってくるのですね。そのストレスは相当なものだと感じます。せめて、世の中のいろんなことに興味を持って触れるようにしたいですね。情報の洪水に対して、必要以上に恐怖を感じないようにしたいものです。