哲学者にして経営コンサルタント

仕事と幸福、そして人生について

　僕はいわゆるビジネス書を読むことが多かったですが、この本ではいままで漠然としか考えられなかったことがより鮮明になった気がします。いわゆるビジネス書とは、多少違う切り口の本だからだと思います。
　著者は哲学者にして経営コンサルタントという異色の経歴です。いわゆるビジネス書というものが、こうすると仕事や生活がうまくいくよということを書いてあるものだとすれば、その切り口とは違うということです。社会の動向やビジネスの事情をしっかり踏まえたうえで、一種の哲学的アプローチをしている本だといえます。