NHK教育 仕事学のすすめ 勝間和代( @kazuyo_k #shigotogaku )

 仕事学のすすめに関する記事。いつもは、観た直後にエントリーしていましたが、今回は書いた後にちょっと思うところがあって保留にしていました。勝間和代さんの人生に対して、テレビでみただけでずいぶん勝手なことを言っている、という印象になりそうだったからですが、個人的にはいい気付きを得られたので、やはり書いておきます。

未知な分野への転機

 会計士資格、英語能力、プレゼン能力、テレビでの発言などなど、それぞれ課題を克服してきたとことが、今回の話題でした。いままでこの番組に出演していた人、例えば自動車を売る仕事にずっと関わってきた林文子さんであるとか、洋服関係にずっと関わってきた藤巻幸夫さんや柳井正さんに対して、勝間和代さんの場合はちょっと違ったも印象を感じました。一生をかけて打ち込める仕事を人生の早い時期にみつけて、全力で取り組み続けられる環境に、ずっといた人生ではなかったという点です。
 自動車販売や、洋服に関する仕事や、いわゆる会計士としての監査業務など、世の中にはいろんな分野の仕事があります。それぞれの業界の仕事を、とてもうまく行える人になることは、すばらしいと思います。そこまですばらしい人になれたら、どんなことがあってもその業界に居場所があると思いますけれど、世の中そうでない人もいます。
 経済成長を続けていた時代と違って、世の中に受け入れられる商品やサービスなどもどんどん変化しています。その結果、雇用が流動化するとすれば、大幅な転機が、より多くの人にとって訪れるようになります。それでも、仕事に関わるからにはきちんと成果を出さないといけないので、モチベーションや集中力を維持していく必要があります。
 勝間和代さんが経験してきたことは、モチベーションに頼るのではなく、やるしかない状況に自分を追い込んで、そこから様々な克服を実行していく、というふうに感じられました。勝間和代さんは、会計士の業務にしても、金融やコンサルタントの業務にしても、結局は長く続けることはなかった。しかしながら、そこで様々なことを克服していった経験が、いまの勝間和代さんに繋がっているのだと思います。
 ひとつの分野の仕事が好きで、ずっと続けたいと思っていても、5〜6年後には違うことをしているかもしれない。そんな状況になったとしても、うまく立ち向かって克服して、また新たなモチベーションを得て、新たな成果に繋げることができるのですよ、という点で勇気をもらうことができました。