情報洪水、高度成長から低成長経済、少子高齢、知識労働

 私たちは、20世紀末から21世紀初頭において、社会の大きな変化を体験してきたと思います。僕のように21世紀に社会人になった人より、ベテランの方々の方が、それまでの社会とのギャップに苦しんでいたのかもしれません。昨日のテレビに出演された藤原和博さんが仰った、リクルート事件前後の変化は、他の人が長年かけて味わった変化を、ひと足先に体験した出来事だったように思いました。
 20世紀昭和時代の風土を好む人もいるとは思います。しかしながら、昔の人たちと全く同じように振るまいたいと思っても、それは叶えられない願いなのだと思います。今や、昭和時代のドラマは時代劇の一種です。
 先日、「上司は何していたんだろ」と書きまして、今読み返すと言いすぎだったかなと思います。その後、苦しんでいた上司の方々もずいぶん変化していきました。上から指示を出すというイメージから、自ら行動するプレイングマネージャーというイメージへと徐々に変化していったように思います。そういう変化は、多くの人の目の前で起こったのではないでしょうか。