アサーティブ

 天気が荒れています。そんなこともあって最近読書モードです。僕は何年もの間、「もっとはっきり自分の考えを主張しなさい。それがあなたの弱点。」と指摘されることがとても多かったです。そんな僕がいまさら実感していることがあります。

断る力 (文春新書)

勝間和代さんのスペシャリティ発動

 最近、勝間和代さんの本をよく読んでいます。単なるノウハウや解説の本以外に、”スペシャリティ”すなわち代替不可能なものを発揮している本が見つかるようになったからです。「断る力」はスペシャリティを最も感じた本で、勝間和代さんの著書をはじめて新品購入しました。最近は断る力やアサーティブの新刊が増えましたがこの「断る力」発売より以前はあまり見かけなかった気がします。
 幸い、私はこれまで自分の主張が認められて評価される環境で仕事をしていましたので、この本の内容は、体験上から実感できます。ただ、僕の場合それが中途半端になってしまった場合も多く、反省する必要があると感じました。そういう観点からものごとを考える場合、僕がいまいちばん参考になるのが勝間和代さんの本であることが多いです。
 数年前は、勝間和代さんの本は避けていることがが多かったです。勉強本や仕事術本、あるいは会計士本や経済解説本というのは、それぞれブームになった時期があって種類が多く、勝間さんが好んで使う言葉でいうと”コモディティ”な商品。すなわち代替可能なものでした。グーグル10倍効率の本はそれなりによかったですが、ノウハウ本として得るものが多かった本は他にもあります。個人的には、原尻淳一さん等が書かれた〜ハックシリーズは、PC操作などの具体例がグーグル10倍本よりもわかりやすかったです。
 いままで避けた理由のもうひとつは、勝間さんは僕の考え方や行動パターンに似ている気がするため、新たな発見がやや少ないからです。この本で紹介があるストレングスファインダーの5つ才能のうち、3つが勝間さんと僕とで一致します。また、同様に紹介されているシゾフレメランコテストでも、勝間さんも私もメランコに傾いているようです。
 そんな僕が今後成長するためにどのように行動していけばよいか考えようとしたとき、勝間さんの本はヒントにしやすい面があると今は思っています。この本の帯にある文のように、僕自身の34歳からの変化をこれからどう実現していこうかわくわくしています。