ネット上で自分のことを公開してきた思い出について

僕個人の体験としては、僕のやったことがネット上にいろいろ出回ることについて、あまり嫌な気持ちになったことはないのです。むしろ、それによって他の人同士がつながりを持てたり、情報を得て喜ぶことができるとしたら、堂々と実行したいです。たしかにネットのリンクについて嫌がる人も世の中にはいるのかもしれないです。それぞれ何か理由があるはずですから、その人なりの考えを僕が否定することはできないし、そういうことでもし僕が誰か嫌な思いをさせるようなことがあれば誠意を持って対応したいと考えています。

8年前ネットで知り合った人たちと福岡でオフ会をやったことがあります。当時はインターネット掲示板が流行っていて、そこの音楽好き同士で集まった人たちでした。一人で不安でしたが、行ってみるとみんないい人たちで楽しかったです。オフ会の場所は楽器が置いてある店で、セッションをやることになりました。福岡にはそういうお店多いようです。僕もエレキギターを持ってなんとか参加してみようとしたのですが、僕は周りの人たちよりも技術的に下手で、それが気になってかなり固く情けない表情で弾いていたようです。その固い様子がいつの間にか写真で公開されて、少し恥ずかしかったのを覚えています。写真の公開について承諾はしていたのでマナー違反ではないのですが、それを見た瞬間はあまりいい気持ちではなかったです。でも、公開した人にイメージが違うから写真を変えてくれなどというのも変な話です。今度どこかで音楽を演奏したりするときは、もっと堂々とした姿勢と表情でいようと考え直して、今ではいい思い出です。

また、僕の大学院時代の論文は国立情報学研究所によって誰でも見れる状態でいつの間にか公開されています。*1論文は先生方や協同研究の方々と真剣になって取り組んだものなので、公開して恥ずかしいことはありません。

ブログが炎上した話や子供同士の書き込みが発端で事件やいじめが発生した等のニュースを何度か聞いたことがあります。ネットでいろいろ公開するのは危険な面もあるとは思います。しかしながら、どこでも恥ずかしくない行動ができている強い大人であれば、トラブルや嫌な場面というのは回避できるのではないかと考えています。

気軽に思ったことを書いたり、気に入った出来事などがあれば紹介したりして、お互いが楽しくなれて、同時にそれがどこの誰から見られても恥ずかしくない行動である、というのが原則だと考えています。